事務長の磯遊大輔です。

今年度から施行された「パートタイム・有期雇用労働法」、所謂「同一労働同一賃金」に対し、株式会社ライフシェアにおける雇用形態・賃金形態を変更し、実施することになりました。
※中小企業は２０２１年から施行

具体的には下記１～３全てを正社員とし、障がい者雇用にも対応しました。

１．週５日勤務　労働時間[８・７・６・５・４]時間から選択
２．週４日勤務　労働時間[８・７・６・５]時間から選択
３．週３日勤務　労働時間[８・７]時間から選択

※上記の１．２．３の中から1つの労働日数・労働時間を選択し、曜日と勤務時間を固定していただく形となります。

なぜこのように正社員の雇用形態を拡充したのかというと、今後は正社員（有期雇用含む）のみを雇用する為にあります。それには下記のメリットがあると考えています。

１．正社員とパートの無理な待遇差の是正をしなくてもよい
２．現在働いている正社員に対し、継続して労働できる環境を提供できる
３．全員が正社員として扱われる為、不合理な待遇差は生まれない
４．求人としてもライフワークバランスを選択できるので効果が見込める

国が定めた待遇差の改善は、実はそれほど難しくありません。待遇の低い方に合わせれば経費も削減できます。しかし、そんなことをすれば労働者の収入が下がり疲弊しきってしまいます。労働者は決して使い捨ての存在ではありません。
特に、株式会社ライフシェアで働いていただける社員に関しては唯一無二の財産であると認識しています。

そこで経営努力を重ね、労働していただける社員に対していかに報いることができるか、よりよい条件を提案できるかという視点から、今回の正社員雇用形態の拡充が立案され実行となりました。

経費的な視点だけで今回の雇用形態の拡充を判断しようとすれば、デメリットが大きく見えます。（２０時間労働の社員に社会保険が必要になる等）
しかし、経営的な視点で１０年後や２０年後の未来を見据えたときに、社員のライフワークバランスに配慮ができる環境を作っておかなければ、訪問看護事業者として生き残っていくことすら困難になると感じています。

私たちは良い人材に選ばれる会社であり続ける為に、今後も努力していきたいと思います。

最後に、今回の雇用形態における給与一覧を掲載します。どうぞご覧ください。（こちらの給与一覧はあくまでもベース部分であり、この他にオンコール手当・回数手当・教育手当・ブログ手当・誕生日手当などの加算、管理職などの役職は別枠での加算もあります。）

〈正社員・看護師の場合〉